電話・ネット占い系詐欺とは?
心の弱みにつけこむ悪質占いサイト!
詐欺は騙す方が悪いんです!
当事務所があなたに寄り添いお金を取り戻します。
悪質占いサイト詐欺の手口と対処法をご紹介します。
近年、悩み相談のような占いサイトがインターネット上で増えており、金銭のトラブルが増加しています。周囲に打ち明けられない悩みを相談しているうちに、悪質な占いサイトにつけ込まれ、多額の料金を請求されるケースが目立ちます。
今回は詐欺の手口とそれを見抜く方法、詐欺に会った場合の対処法また悪質サイトの特有の手口についてお伝えします。
※よく占いサイトでは、鑑定士と称する方が登場します。鑑定士という資格はなく、誰でもなれるものです。占いサイトは玉石混合、もちろん良いサイトもありますが、悪質な詐欺サイトもかなりあります。
悪質占いサイトの詐欺の手口
何度も短文の返信を送らせる。
鑑定内容のメールの文末に、『【●●】と送ってください。』などと返信を要求してきた場合には、注意が必要です。
その返信文字は4文字とか2文字【●●(例:幸福)】または短文や呪文のようなものが多いですが、最近では存在しない漢字の組み合わせを送らせるケースが増えています。サイトによっては、カナ文字や記号、10文字程度の文章を送らせることもあります。
メール返信の相場は1回につき1,500円、これを何度も送らせるのが悪質サイトの手口です。
終わりなく続くのも特徴で、鑑定士にいつ終わるのかと聞いても、「あと少し」などと曖昧な答えや「幸せになれなくても良いんですか」と厳しい口調で脅かされたりします。無視しても、次から次へと鑑定メールが届きます。
断定的な鑑定で興味や不安を煽る
「100%当る」「必ず~である」「100万人に1人の~」といった鑑定を送ってきた場合には、注意が必要です。
断定的な表現で利用者に正常な判断をできなくさせ、鑑定士に依存させる手口です。
- 強い波動を感じました。
- 守護霊が見えます。
- 幸運が訪れています。
などと鑑定結果を送ってくるケースもあります。よく読んでみると、誰にでもあてはまる内容の「定型文」を、いかにも個々の相談にそった鑑定結果のように送信しているだけです。
鑑定を止めると「不幸になる」「せっかくの良い運勢が台無し」などとと不安を煽って、鑑定を続けるように仕向けてきます。
悪質占いサイトで詐欺を見抜く方法
怪しいと思ったら、次の点を気にしてみましょう。当てはまるようでしたら悪質占いサイトの可能性が高いです。
鑑定士からメールが送られてくる
鑑定士から積極的にアプローチしてくる場合には、注意が必要です。
これらはすべて自分だけに送られた言葉と勘違いしてしまう内容です。
- アナタにメールをしなければならい事情があります。
- アナタはこのままだと危ないです。
- ものすごい金運があなたに迫っています。
- あなたが高額当選している姿が見える。
- あなたは7億円が当ることになっている。
- 私はあなたの守護霊様から担当占い師に任命された。
- あなたの生年月日は特殊で、すごい守護霊様がついている。
- あなたは特別な運勢をもっている。今まで占った中で1番の幸運の持ち主だ。
など、興味を抱かせたり、不安を煽ったりする内容や、ときには脅迫じみた内容もあります。
実際には同様のメッセージが多数の人々に向けて送信されています。
鑑定士からメールが来る場合は、疑ってかかった方が良いでしょう。
意味不明な言葉を繰り返し送らせる
『【●●】と送ってください。』などと鑑定士が言ってきた場合は、注意が必要です。
例えば次のようなメッセージを送信するよう、指示されます。
- 祈りの言葉などを唱えて、唱え終えた合図として漢字を一文字ずつ送信する。
- 宝くじで当選したい金額をイメージしながら、メッセージを送信する。
- 深呼吸して紙に字を書いてから、メッセージを送信する。
- スマートフォンを5秒間胸に当ててから、メッセージを送信する。
- 好きな都道府県をひらがなにして送信する。
- 「今日はいい天気ですね。」や「今日は桜がきれい。」という言葉を送信する。
- メッセージで届けられたいくつかの画像の中から、1枚を選択すると、占い師が心の状態を占って、スコアで表し、スコアが100点に達したら宝くじの当選番号を教えてもらえる。
言葉に特に意味はなく、有料メールを何度も送らせて、課金させるのが狙いです。他にも画面の文字や画像に触れてから返信させる、などの動作を指示するケースもあります。
このような場合は、悪質詐欺サイトとみなしても良いでしょう。
第2、第3の鑑定士が現れる
依頼している鑑定士以外に、弟子や師匠と名乗る人物が現れ、鑑定をしてくるようであれば、注意が必要です。
悪質な占い詐欺サイトは、一度課金した相談者から第2、第3の鑑定士を使って、課金させようとしてきます。
頻繁な特別料金の案内
「鑑定士が運営者に掛け合って設けた特別料金」
「運営側が特別に手配した料金」
などのキャンペーン案内が来たら、注意が必要です。
他の相談者にも同様の内容が送られており、「特別」はただの課金させるための方便にすぎません。
占いサイトで被害に会わないために気を付けること
個人情報を漏らさない
個人情報は、他の悪質占い詐欺サイトでも利用される可能性があります。無料の占いだからといって、氏名や生年月日、メールアドレスなどの個人情報を渡してしまうと「こんなことで悩んでいませんか?」などと、いかにも理解してますよ、と言いたげな鑑定士からのメールが届くことがあります。
占い師や鑑定士の言葉を鵜呑みにしない
- 「鑑定は最後まで受けないと不幸になる。」
- 「今やめるのはもったいない。」
- 「自分は卑弥呼の生まれ変わりである」
- 「自分はインドで修行していた」
- 「過去生で、あなたの娘だった。」
- 「占い師の力が弱くなったというので、占いサイトを辞めようと退会する旨を伝えると、力が湧いてきた、蘇ったなどと言い、これを何度も繰り返され退会を阻止される」
- 「鑑定士から、私は病気を患い命の保障がなく、あなたは私の鑑定人生最後の相談者と言われた。」
- 「私はあなたの母親のような存在だ、と同情を求められた」
- 「大金が手に入ると言われ、のめり込んでしまった。」
- 「特別な運勢を持ち億万長者になれ、何でも叶えられると言われた。」
- 「高名な鑑定士があなたを特別に占うと言っている、と占いサイトの運営者から持ちかけられ、信用してしまった。」
- 「他人に話すと運気が逃げてしまう、などと口止めされた。」
- 「余命わずかの鑑定士が担当。」
- 「あと少し、もうすぐ願いが叶う、と言われ1通350円の返信メールを送るようになった。」
- 「あふれるばかりの幸せが舞い込む、財をなしお金に困らない豊かな人生になる、と言われ何度も返信メールを送ってしまった。」
- 「あなたは素晴らしいものを持っているからと、永久無料パスポートを購入出来た。」
- 「鑑定士から、自分よりもっとすごい鑑定士がいる。あなたはその鑑定士に鑑定してもらえる資格があり、その鑑定士は一週間だけ日本に帰って来ていると言われた。」
などと言葉巧みに引き留めようとします。高額な費用がかかってしまう、ということを決して忘れないで、やり取りをきっぱりと止めましょう。
お金を払わない
悪質な占い詐欺サイトには、お金を払わないことです。法律の抜け穴を突いた手口で、お金を払わせる悪質業者も多く、法的手段では騙されたお金を取り戻せない場合もあります。
メールのやり取りなど、スクリーンショットを残しておく
やり取りは、その詳細が分かるように、メールの内容をスクリーンショット(キーボードにPrntScrまたはPrtScと書いてあるボタンを押してください。)で残しておきましょう。被害の証拠となるだけでなく、被害の規模も把握できます。
まとめ
占い詐欺の大きな特徴は、相談者の不安を煽り
「気が付いたら高額の被害に会っていた。」
「盲目的に信じ込んで、抜け出せなくなっていた。」
という点にあります。
もちろん優良な占いサイトもありますが、なかなか判断が難しいのが現状です。
利用している占いサイトや鑑定士に不安を感じたら、まずは消費者センターや弁護士に相談することをおすすめします。